mouらいふ

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志に生きる、趣に生きる

 

今年の大河ドラマ紫式部を描いた「光る君へ」

加齢と共に歴史が好きになってきて大河ドラマを楽しみにしている。

主人公の紫式部(まひろ)に藤原道長が恋心を託した和歌を送る。その和歌(ラブレター)に対して、まひろは漢詩で返す。

その意味の解釈に困った道長は同僚に訊ねると、

「和歌は心の見たもの感じたものを言葉に託す、翻って漢詩は志を言葉に託すもの」という答えが。

まひろは道長に対して恋愛より志を、つまり政を行い世を正してほしいという願いを託していた。

情に生きるか、より大きな目標(志)を持って生きるかで2人は揺れる。

結局、両思いの2人は1度は結ばれはしたものの、別々の道を歩むことになる。

このドラマで、紫式部は繰り返し「生きる意味」的な言葉を使う。

「自分の命に意味を与えよう、使命を持たそう」とか。

まひろと道長の恋は、正直、現代人の感覚では共感しづらい。それでも、生きる意味と問えば、まあ通用しなくもないか、、、

私からすると、生きる意味なんて大袈裟過ぎで、何を寄り処にして生きるか、というほうが、しっくりくる。

 

ドラマを見て考え込んでしまっていた。

 

そんな時、あるサイトのお悩み相談で、とある男性が、自分はお金持ちでも、ハンサムでもない、女性にもモテない、結婚もデキない、フリーターで人類を救うこともできない、だから生きる意味なんてないと人生はつまらないと嘆いていた。

青臭くてクスッと笑ってしまったが、本人は真剣そのもので笑い事ではない。

 

人生に立派な目標(志)があるのは良いことだけど、それが全てだと挫折すれば生きる意味を失ってしまいますよね。

それに彼の言う目標って、概ね自分以外の外部に依存もしくは起因しているものばかり。

お金持ちになるにはお金がいる。

女性にモテるには女性がいる。

ハンサムかどうか決めるのは他人だし、人気者になるには多数の人がいる。

自分1人で完結して叶えられるものが1つでもあれば、彼はもう少し楽になれるだろうという気がする。

 

はて、私はどうなんだろう

 

3人の子供を1人で育て上げるという使命(志)は果たした。

もう志なんて重たいもんは、いらんわ笑

 

美味しい物をいっぱい食べたい、

きれいな景色や季節の花を見たい、

温泉につかりながら空を眺めていたい、

暖かいお布団でニャンコとゴロゴロしていたい、

次はどこへ旅しようかとわくわくしていたい、

気の向くまま、楽しいと感じること、面白いことを探していたい、

 

志に生きるより、趣に生きる

が私の人生後半のメインテーマになりそうな気がする。

が、あえて志をあげるなら、株式トレードで爆益をあげてみたいなあ笑 

 

まあ人生には、結局のところ、どちらも必要で、そのバランス感覚が重要なんでしょうね。

 

みなさんは何を寄りどころにして生きてるんでしょうか。

 

とりとめもない話で失礼しましたm(_ _)m